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残念なカーチャンズ

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    2018-11-19
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作者コメント:

始「ううっ、今宵は一段と冷えるのう。冷え性がきつうてたまらぬわ…」母「あー。冷えは女の大敵っすからねぇ。エッグノッグでも飲ります?ウォッカぶち込んだヤツ。露助の兵隊に教わったんだけど、体あったまりますぜ?」始「なんじゃ、その野蛮な玉子酒は?もう少し風雅な酒は飲めぬのか?…まあ、よい。酒などでこの冷えびえとした身はあたたまらぬ。欲しいのは、ぬくもりじゃ。人肌恋しいとは…こういうことを言うのであろうかのう?」母「…へ?お義母さん、なんか変なモンでも食いました?まるで…女みてぇな台詞吐いてますけど!?」始「ほほう、それほど倅の元へ行きたいと申すか?よかろう、あの世で夫婦むつまじゅう暮らすがよい。孫の面倒は我が見てやるゆえ、安心して逝ね」母「たんま!ソレたんま!!その人工クレーター製造拳法はナシで!!…ってか、驚くでしょ普通?お義母さんみてぇなアガった婆さんが『人肌恋しい』とか言い出したら、そりゃ誰だって驚くでしょ!?」始「たわけっ!!アガってなどおらぬわ、ナプキン派じゃ!!不老不死のピチピチギャル(死語)を舐めるでないぞっ!?」母「それにしたってねぇ、ここ千年ばかし浮いたハナシなんかまるっきりでしょ?最後にシたのだって、ダーリン…あ、いや、亡き先帝陛下孕むときに先々帝陛下と一発ヤったっきりだっていうし。いいかげん、クモの巣張ってんじゃねぇんですか?」始「アレは…我的にはノーカンじゃのう。王統を絶やすわけにもいかぬゆえ抱かれはしたが、あのうつけめ后が見ている前で臆したか、たったの三こすり半じゃった。しかもその後、罪滅ぼしと言わんばかりに后と何度も何度も何度も…濃厚なガチハメなんぞしおってからに!!今の今までハメとった女が横におるにもかかわらず『愛してるのはオマエだけだよ♡』!?『オマエのほうが何倍も何倍も気持ちイイよ♡』じゃとおっ!?この真祖・秦始皇たる我を、子作り袋くらいにしか思っとらんのか!?ベッドヤクザの愛妻家ほどタチの悪い奴などこの世におらぬわっ!!」母「…うわ、きっつ。サイテーっすね、先々帝陛下?」始「まあ、そんなわけで、アレは勘定に入れとうない。できうるならば忘れたい黒歴史じゃ。正直それもあって、せめて倅はあんな父親に似てほしくないと、后と二人手塩にかけて育てたつもりが…なんの因果か、嫁がこのメスゴリラじゃ。…我、なんか悪いことしたか?そりゃ、いくつも国滅ぼして統一王朝建てたけど、敵も十万単位でブッ殺したけど、焚書坑儒で気に食わない連中まとめて大粛清したりもしたけど…なんか悪いことしたか!?」母「いやいや、十分悪すぎでしょ。歴史に残る極悪人でしょ。あと、今度メスゴリラって言ったらブッ殺す」始「しーちゃん悪くないもんっ!色々がんばりすぎただけだもんっ!!…いや、まあ、そんなわけでじゃな、今度こそは…孫娘こそは幸せな結婚をしてもらいたいというのが、婆の切なる願いだったのじゃが…そしたらアレじゃよ。種馬もかくやというチンコバカで、他には何の取柄も無い男じゃ。ほとほと天を呪うたわ」母「あー。あいつはねぇ…悪いヤツじゃないんだけどバカだし。でも、バカだけどいいチンコ持ってっからなぁ、マジで。亡き先帝陛下…ううん、ダーリンとは比べものになんないけど、太いし長いし、イイ感じにカリ張ってるし…あー、でもやっぱダーリンには負けるわ。だってダーリンってば…そりゃもうすんごくって、あたし思わず息止まっちゃって、何度も何度も天国見ちゃって、そんで気がつくとダーリン、腕枕してくれてて、優しく頭なでなでしてくれてて♡あ~んもうっ!ダーリンったら優男のくせして、セックスむちゃくちゃすごいんだからずるいずる~い♡もうっ、ダーリンの女殺し~っ♡」始「(なんじゃ、この乙女ゴリラ…?)のろけ話はそれくらいにせい、また顔で穴を掘りたいか?…ともあれ康熙じゃ。先だって康熙がヘソを曲げた折、あやつを押し倒して手込めにする寸前まで行ったものの、あえなく康熙に叱られ未遂に終わった。さしもの我とて、ひ孫を抱かせてやらぬと言われてはぐうの音も出ぬ。婆の泣き所をよう心得ておるわ。じゃが、未遂に終わったとはいえ…この手は確かに、あやつの逸物を握った。あとほんの少しで、この肉壺に咥え込むところじゃった。『王侯将相いずくんぞ種あらんや』などと申したたわけもおったが、種というものは確かにある。とりわけ、王の種はの。我はあやつに、そうした王気のようなものを感じた。いうなれば、王を孕ます天分…とでも言えようか?もっとも、王種とてしかるべき畑に蒔かねば実もなるまいが…康熙があやつを見そめたこと、あながちただの偶然とも思えぬようになってのう」母「するってぇと、ナンですか?あの野郎はただのチンコバカじゃない…とでも?」始「…分からぬ。正直、見当違いであってくれればとも思う。ただの無害なうつけであれば、康熙も心安らかであろうしな。じゃがそれ以来、どうにもあやつが気になってならぬ。ふと気がつけば姿を目で追い、前には腑抜けた阿呆面にしか見えなんだ顔も、よくよく見れば愛嬌のある顔に見えてくる。楽し気に笑っておれば我も微笑ましく思うし、疲れた様子を見れば癒してやりたくもなる。そして、誰彼かまわずまぐおうておるのを見れば…なにやら無性に腹も立つ。可愛い孫の婿ともなれば、我にとっても可愛い孫よと、言うてはみたが…孫を慈しむ婆が、かような気持ちを抱きはせぬわ」母「(え?なに、この乙女ババア!?自分の年とか考えてる!?)アレじゃねぇですか?単なる欲求不満っすよ、ソレ。ほら、ウチであいつとハメてねぇの、お義母さんだけだし。一発ハメちまえば、そんなワケ分かんない妄想吹っ飛びますって。あのバカが王気だの王種だの、ちゃんちゃらおかしくて話になりませんや」始「慰めのつもりか?そちの気配りはどうも口下手でいかん。…まあ、一度くらいは抱かれてやってもよいとは思った。そちと違うて、操を立てる相手もおらぬでな。じゃが、怖い。本気になりそうで…怖いのじゃ。これが他の女のオトコであれば、遠慮のう奪えばよいし、女が四の五のぬかそうと首を刎ねれば済む話じゃ。じゃが、可愛い孫娘が相手ではそうもいかぬ。もしも抱かれて、もしも本気にでもなれば…我はいったい、どうすれば良いのじゃ!?」母「(うは、ダメだこりゃ。完全にマジじゃん!?)初めて見たっすね、お義母さんのそんな顔。真祖・秦始皇大帝陛下ともあろう御方がだらしのねぇ!んなモン、一発キメてから考えりゃいいこってしょ!?やっちまいなさいな、ズコバコどっぴゅんどっぴゅんアヘアヘ~♡って!!それでもマンコ付いてんすか、マンコっ!?」始「そ、そちの娘のオトコじゃぞ!?しかも我、おばあちゃんじゃぞ!?いかにあやつが誰彼かまわず見境無しのチンコバカとは申せ、我…。…我、シちゃっていいの!?ヤっちゃっても平気!?康熙に怒らんないっ!?」母「そりゃまあ、怒るなってのは無理でしょうけど…なまじ隠れて妙なコトになるよりゃ、真正面からヤらせろっつったほうが、あの子の性格的にもちったぁマシでしょ?どうせ誰彼かまわずヤりまくってんだから、今さら一人や二人増えたところでどうってこたないし。それにほら、母親のあたしが言うのもナンだけど、あの子けっこうバカだし。『婿としてふさわしいかどうか我が直々に検分してくれる。見事眼鏡にかなえば結婚を許そう』かなんか言って、ニンジンぶら下げときゃコロっとひっかかるでしょ?」始「おお!その手があったか!?…ふっふっふ、そちもなかなかワルよのう♡」母「いえいえ、何をおっしゃいますやら、大帝陛下にはとてもとても…♡」・・・・・・・・・・・・・・・・・・…っくしゅい!あー!黒「やだ、風邪?玉子酒でも作る?」んー。なんだろ?ちょっと背筋がぞくぞくってして。今夜はあったかくして寝るかな。黒「え?ナニそれ、お誘い?あったかい肉布団で汗をかくと風邪にいいって、やだもーエッチなんだから~♡」
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