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真・悪魔のどぴゅどぴゅモンスター
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2018-11-1723:07
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faceF104
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べ「皆さ~ん、朝ごはん出来ましたよ~♡早く起きて下さ~い♡」ベイちゃんのほがらかな声と、美味しそうな朝ごはんの香りで目を覚ます。ここ数日間で、帝室の生活水準は確実にワンランク向上していた。掃除洗濯が行き届いて、脱ぎちらかしたパンツはちゃんと洗濯カゴに収まり、トイレットペーパーの端もきちんと三角に折られている。そしてなにより、三度三度のごはんの美味しいこと美味しいこと。白陛下の料理が一流シェフ顔負けの三つ星レストラン風だとすれば、ベイちゃんのそれは、純朴であたたかみのある田舎風の家庭料理。食べる人に美味しく食べてほしいという気持ちがこもった、毎日食べても飽きのこないお袋の味だった。料理上手できれい好き。まめまめしく家事全般をこなす働き者で、しかも魔物とは思えないほど腰が低い。考えたら、職業の選択誤ってるよなあ。メイドとか専業主婦なら、さぞかし優秀だったろうに…。母「うん、これも美味しいねぇ。うちの子(妹)も、これくらい料理上手なら良かったんだけど…」…ムカ。白「ほんと、これなら良いお嫁さんになれるわね~。花嫁修業で、慌ててお料理習わなくって済むもの」…ムカムカ。べ「やだ、そんなことないですよ~。あたしの故郷、ちっちゃくてこじんまりとした国だったから、お料理も身の回りのことも自分でやるくせがついてるだけで、そんなぜんぜん大したことできてないですから~♡」ラ「できるだけでも大したものよ。世の中、ベーコンエッグとスクランブルエッグと目玉焼きは作れても、だし巻き卵に挑戦したとたん大失敗しちゃう人だっているんだから」…ムカムカムカ。ア「あはは、冗談きついよラムセスお姉ちゃん。そんな人いるわけ…え?いるの?マジで!?」べ「う、うそ!?どうやったら、そんなことになっちゃうんですかっ!?」…ムカ着火ファイヤー!!黒「あ、あんた!ちょっとねえっ!!」たまらず、黒陛下が椅子から立ち上がり、ベイちゃんを怒鳴りつける。べ「…えっ!あ、はいっ!なんでしょう奥様!?…お味、お気に召しませんでした?」可哀想なくらいビビりまくって、ベイちゃんが涙目で問いかける。黒「へ?…お、奥様って…あたし?」今度は黒陛下が、狐につままれたような顔で問い返す。べ「え、ええ。旦那様のお嫁さんですから、奥様と。…あっ!すみません!まだご婚約中だったんですね!?ああもう、あたしったら早とちりで~。あ、でも、あたしそそっかしいですから、慣れておくためにも今のうちから『奥様』って、お呼びしててもよろしいですか?」見る見る黒陛下の怒りが鎮まり、それどころか、唇の端からよだれを垂らさんばかりににやけていくのが分かる。黒「…奥様?あたしが…奥様♡えへ、えへへ、えへへへへへへ…♡」ううむ、惚れた相手とはいえ…さすがに見ていて薄気味悪いですよ、黒陛下?べ「あ、あの~、奥様?なにか、御用がおありだったのでは?」黒「あ、ええと…うん、あ!そうそう!できたらさ、あたしにお料理のコツとか、教えてもらえない?」べ「ああ、なんだそうでしたか~。あたしまたてっきり、なんか叱られるのかと思っちゃって。ええ、もちろんいいですよ~。お昼ごはん、いっしょに作りましょ?旦那様のお好みとかも、教えていただけると嬉しいです~♡」朝の連ドラのようなほがらかな笑い声がリビングに満ちる。ベイちゃんはまるで天使のようだった。けれど、俺は…俺だけは知っている。ベイちゃんが決して天使などではなく…悪魔だということを。・・・・・・・・・・・・・・・・あれは一昨日の深夜のこと。たまたま煙草を切らして、近所のコンビニまで行った帰り道。ふと工事現場の横を通りかかると、微かなうめき声が聞こえて、見ればガテン系のおっさん達が十数人…下半身丸出しのまま倒れていた。慌てて駆け寄ってみると、命に別条はなさそうだし、顔にはだらしない笑みも浮かべているが、どう見たって尋常な様子ではない。いったい誰がこんな真似を?…と思っていると。べ「あ~あ、見つかっちゃいました。はしたなくてごめんなさいね、旦那様。でもお腹ペコペコで、どうしても我慢できなかったんですよ~」夜目にも紅く瞳を輝かせ、妖しく微笑みながら舌舐めずりするベイちゃんが、股間からダラダラと精液を垂らして立っていた。ベイちゃん?これって…いったい?べ「ええと、誤解なさらないで下さいね、旦那様?浮気なんかじゃないんですよ?あたしが心を込めてご奉仕するのは、旦那様だけ♡これはただの、栄養補給というかなんというか…コンビニ弁当みたいなものなんですから?普通はここまでお腹すかないんですけど、旦那様の精力ブーストアップしなくちゃいけないから、もうお腹ペコペコでペコペコで…」お、俺のため…なのか?ベ「はい♡質量保存則って、ご存知ですよね?神様じゃないから無から有は生み出せないんで、旦那様のザーメンどぴゅどぴゅ出し続けるために、旦那様の大小便はもちろん汗や抜け毛にいたるまで、新陳代謝で旦那様の体から排出するありとあらゆるものすべて、無理やりザーメンに変換してるんですけど…素材はともかく、変換するためのエネルギーって、結局のところあたしの魔力なんですよ~」ああ、なるほど、そういうカラクリだったのか。道理でここ二・三日、トイレに行ってないわけだ。べ「ですからこうして、ちょっと皆さんから精気ちょうだいしてたりなんかして♡あ、意外と好評で喜ばれたりしてたんですよ?『風俗で高い金払わずに済む』とか『ウチの母ちゃんより具合がイイ』とかって。うふふっ、ただの食糧のくせして、なにを喜んでいるんだか♡…まあ、でも、ゲーセンにいた草食系の男の子たちよりは食べでがありましたけどね。やっぱり、こってりしたガテン系の精気は元気が出ます♡ちょっと味付けが濃い目で喉越ししつこいですけど…その分、たぁ~っぷり旦那様で口直しさせていただきますから♡」そう言って、にっこり淫らに微笑むベイちゃんの顔は…間違いなく、悪魔の顔だった。今宵もまたどこかで、ガテン系のおっさん達が、俺の充実した(?)セックスライフのための尊い犠牲になってくれるのだろう。だから、美味しい朝ごはんを食べながらも、つい思わずにはいられない。天使のベイちゃんと悪魔のベイちゃん、いったいどちらが本当のベイちゃんなのだろうか?…ああ、そうか。天使の顔と悪魔の顔、どちらも持っているから…オンナ、なんだ。